一度は諦めかけた夢。
それを今叶えようとしている。
そんなのひとりじゃムリだと笑われた日々。
自分でもさずがに実現はできないだろうと思っていた。
しかし、このまま諦めるのか?
ストレスにまみれて毎日憂鬱な気持ちで会社へ行き
そのまま定年まで続けるのか…
その答えはNOだった。
やれるとこまでやってみよう。
どんな困難が待っていようとも、
好きなことや大切なもののためなら頑張れる。
猫の楽園をつくる

4年前、いわゆる人生のどん底にいた。
いちばん大切だと思って尽くしてきた人に
あっさり裏切られた。
人を信じられなくなり、
誰かと会うことさえ拒んでいた。
何も考えられない、無表情のまま、ただ時が過ぎる。
ある日、いつものようにみてもいないテレビをつけて
ぼんやりと流れてくる映像をながめていた。
すると私の目に天国のような光景が飛び込んでくる。
ぼんやりとしていた風景に一気に焦点があい、
一瞬にして釘付けになる。
キラキラと輝く太陽の光、鳥のさえずり、
風が葉をゆらす音、美しい花々。
そしてその庭で自由に暮らす猫たち。
「なんて幸せな場所なんだ。」
「こんな場所があったら、うちの猫たちは
どんなに喜ぶだろうか…」
「そうか、これだ…、そうだ、猫の楽園。」
そう決意するまではまったく時間はかからなかった。
毎日がつらくて何もしたくなくても、
猫たちのお世話ができた。
猫たちがいてくれたから、根っこまで腐らずに
耐えてこれた。
これからは、猫たちへ恩返しをしていこう。
そして、自分が思う「猫の楽園」を絶対つくってみせる。



↑私を救ってくれた猫の楽園「ドリプレローズガーデン」を訪れたとき
夢を叶える場所
「猫の楽園」を目指してまずは土地を探しはじめた。
一度私の夢物語を相談する機会があり、
私の熱い想いを語ったことがある。
そのときも…
「とてもいい発想で実現すればいい場所になる。
でも、その規模はひとりでは難しいんじゃないかな…」
やはり、そうなのか。
ひとりでは想い描く猫のための楽園はつくれないのか?
いろんな事業をみて経験してきた人たちからの
助言なのだから、やはりこの楽園はひとりでは無謀なのか…
しかし、そこは楽天的でなんとかなる精神の私。
しっかり助言として心の隅に置きながら、
だったらぜったい叶えてみせる、ひとりで。
と、訳のわからない反骨精神で土地探しを続行。
ここまでくると、ただの意地っ張りである。
なんやかんやで、途中こころが折れかかったこともあったが、
やっと念願の理想ともいえる土地が見つかった。

広さは約5,000坪。
細長く、長い間手つかずだったため森と化している。
ここに移住して森を開拓していかなければならない。
しかし、迷いはなかった。
愛着のある故郷の山の麓。
冬は村の端から先が通行禁止区域になるが、
春はコケモモの花があたり一面を彩る観光道路でもある。
そして海までは車で5分もかからない。
嫌えんする人も多いが、私にとっては
最高のロケーションなのだ。
これからの計画
移住
まず、現在住んでいる場所から念願の場所へ
居住を移す。
10年前に建てたこの家、立地も良く人気のエリアで
手放すなんてもったいないと言われた。
しかし、私のこころはもはやここにあらず。
昨今の物価高で、新しく建てる家の金額に悲鳴を
あげていますが、同時に売り手にとってはチャンス。
なかなかのお値段で売れそう。
今回は、住宅ローンが残っていますが、
銀行さんのご協力といろんな条件のもと
住替えを計画中。
新しい家の計画を進めつつ、家の売却も同時進行。
今住んでいる家の買い手が決まったら、新しい家の着工が
はじまり、完成したら引っ越しと受け渡し。
なので、今の家は入居が私の家の完成後。
ん~、うまくいくといいのですが…
森の開拓
引っ越したら、お楽しみの森の開拓。
無謀ともいえるこの開拓作業。
いまのところはすごくワクワクしているのだが、
どうなることやら。
幸い、ご近所さんになんと樹木医さんが!
弟子入りしようとおもっているぐらい。
いろいろとアドバイスをもらいにいければ、
こんなに心強い味方はおりません。
森の下草を刈り、絡まり放題のツルを撤去して、
すこし整理したのちにガーデン構図を考えながら
庭づくりをしていこう。
なんせ、5,000坪。
すべて一気に開拓とはいかないが、見せられる
ガーデンになるまで数年はかかると覚悟しなければ。
その開拓の様子もしっかりと記録しながら
伝えていければと。
ガーデンとキャットラン
メインとなるガーデンで過ごす猫たち。
憧れの猫の楽園は、ガーデンを仕切ることなく
自由に園内で猫が暮らしている。
私の猫の楽園は、巨大なキャットランを造設。
自然の中で過ごす猫たちは、本当に輝いていて
イキイキとしているのが伝わってくる。
その姿をみてもらいたいけど、柵のない場所に
猫を放つのにはあまり気がすすまない。
そこで、猫が安全に外を楽しめるように、キャットラン
を造設。これも自分で。
なんてチャレンジャーなんだと自分でも
笑ってしまうが、やればできる!
そう信じて疑わないのである。
そしてもうひとつ大切なのが、ガーデン。
もともとある森の雑木を活かしつつ、ナチュラルで
美しい、気持ちがスーっと癒されるような庭を
目指して。
カフェと猫たち
ガーデンが美しく、カタチになってきたら
小さなカフェを建てたい!
ガーデンを楽しみながらお茶をする、
最高じゃないか!
猫エリアと通常エリアにわけて、猫が苦手な人
でもガーデンを楽しめる。
猫が好きな人はガーデンで猫とふれあえる。
猫にも人にも優しい癒しの場、そして猫と人が出会う
場所になるのが目標。
新しい保護猫支援のかたちへ
猫が大好きすぎる私。
うちにいる猫たちを世界一幸せな猫にするんだ。
という思いで日々を過ごしている。
しかし、過酷な環境にいる猫たちだってたくさんいる。
うちの子だけじゃなく、ほかの猫たち、1匹でも多くの
猫たちに幸せになってもらいたい。
猫と暮らすことは人生の宝になる。
小さな命を救う、保護猫活動にも自然と興味が
出るようになる。
保護猫団体はたくさんあるけれど、どこも運営が順調な
わけではなさそうだ。
寄付やボランティアに頼ってもまだ足りない。
救いたいのに救えない、自分の生活までも苦しくなる。
そんなことでは続かないと思った私は、なんとか自分で資金を
調達できるような仕組みは作れないかと考えた。
それがこの「保護猫ガーデンカフェ」。
ガーデンが好きな人、猫が好きな人、カフェ。
それを組み合わせれば、みんなが幸せになって
たくさんの命を救える。
そう簡単ではないのかもしれないが、不可能でもない。
新しい保護猫運営の仕組みとして成功させて
いつか広めていけたらなと。
猫の楽園、やっと入り口にたったばかり。
ここまで読んでくれた人には感謝しかありません。
これを読んでくれた人は、これからはじまる
私の挑戦を「ゼロ」から知る人です。
いつかみなさんが、ここを訪れて感動してもらえる
ように、今日からまたがんばります。
これからも応援よろしくお願いします♪



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