新しいシーツで眠るのはとってもいい気分。
でも、交換するのはめっちゃしんどい…。
9月も中旬、東北は朝晩が涼しいというか寒いぐらいに
なってきた。夏仕様のシーツもちょっとヒヤッと
するようになったので、ここらでノーマルタイプへ交換しよう。
「よーし、シーツ交換するぞ!」と自分に気合いを
入れないとやる気になれない。
新しいシーツをもって、ヨタヨタと寝室へ向かう。
すると後ろからドラクエのようにぞろぞろと寝室へ
吸い込まれてくるひとたち。
肌掛け布団とタオルケットをどけて、枕カバーと
シーツをはぎとる。新しいシーツをえっちらおっちら
マットレスにピターっとなるように、
4つの角に覆いつける。
最後の角にシーツのゴムをパチンとはめて、重いマットレスを
トンっとフレームに納めると同時に、待ってましたとばかりに
飛び乗り寝心地を確かめるやからが1匹。
交換したてのシーツに飛び込むのは、交換した者の特権なのに。
シーツ交換のすべての工程をベッドの脇で、尻尾を床に
ぱたんぱたんと波打ちながらただ寝ころがっていただけの
くせに、その特権をあっさり奪ってしまう。


「あなたも交換したてのシーツが気持ちいいのよね」
いの一番に飛び込むことはできなかったが、まっさらな
シーツの感触を確かめるべく、猫のとなりにのぺーっと寝ころがる。
「はぁ~、やっぱり気持ちいい♡」
交換したてのほのかな柔軟剤の匂いをかぎながら、ふわふわの
猫の毛を手の甲で撫でる。
「このまま眠ってしまいたい…」
夜の寝つきは悪いのに、すとんと眠りに落ちていけそうな心地よさ。
ふと顔をあげると、みんな寝室に集合してた(*´▽`*)
自由で人に媚びたりしない猫が、気づくといつもそばにいてくれる。
めんどくさいシーツ交換さえも、ほっこりする日常のひとコマになる。
時間はかかるけどね。




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