膝の上の猫 いつまでもここにいて欲しいような 早めに下りて欲しいような…

記事内に広告が含まれています。

あぐらをかいて床に座る。
ソファはあるけど、床が好き。

そのあぐらの上に座る猫。
ほどよい窪みとあたたかさ。
私が座るのを見計らって猫も座る。

猫が具合のいい場所を探して膝の上で
ぐるぐるとまわる。

しかし、あぐらの真ん中に穴がある。
どうしても片足がその穴に入る。
おかしな姿勢で気持ち悪くないかと
気を利かせてタオルケットを膝の上にかける。
もう足は穴に落ちないし、姿勢も
パチッと決まる。

こうなったら持久戦。
気を利かせてお気に入りのタオルケットまで
敷いてあげたおかげで、腰を据えて眠りに入る。

この姿が愛おしい。
膝の上ですやすやと眠る。
猫の重さと温かさを感じながら
幸せをかみしめる。

それと同時に、
いつ足を組み替えるか、
足のしびれをいつまで我慢できるか、
腰が痛くなってきた、
トイレに行きたい、
飲み物とりたい、
横になりたい…

動きたい願望が次から次へと出てくる。

自分の膝の上で寝てくれるのは、
うちにいる4匹の猫の中で
唯一この子だけ。

ずーっと膝の上に乗っててほしいはずなのに、
ちょっとしたら下りてくれないかとも
思ってしまう。

そんなことを考えながら
もぞもぞしていると、猫も居心地が悪くなり
「もういい!」と捨てゼリフを残すように
にゃん!と一声発して膝から下りる。

「待って!おりちゃうの?行かないでー」
といいながらも、解き放たれたからだを
喜ぶように大袈裟に動かす。

Pocket
LINEで送る

コメント

タイトルとURLをコピーしました