風が家に体当たりしながら通り抜けていく
ガタガタと窓も寒波に震えているようだ
雪だるまが横倒しになるぐらいの天気マーク
こんな天気の日はいつもイエ猫たちに言い聞かせる
「あなた達、幸せなんだよ。」
「雨風もしのげてお腹出して寝れるなんて」
「本当に恵まれているんだからね」
イエ猫たちにとっては、外が嵐だろうが
晴天であろうが暮らしは変わらない
でも、こんな天気の日は
外にいるノラ猫たちが心配でならない
名前もしらない会ったこともないノラ猫たち
その小さい体で震えながら過ごしているかと
思うと、胸が締め付けられる
「どんなに不安でつらい夜を過ごしているのか」
「どうか、雨風をしのげる場所にいて」
「勇気を出して、どこかの家に助けを求めて」
つい4年前までお外で暮らしていたノラ猫歴の
イエ猫、サチ子に聞いてみる
「おまえは天気の悪い日はどこでどうしてたの?」
「隠れる場所はあったの?」
「よく耐えしのいでうちに来てくれたね」
すべてのノラ猫たちを助けることは
不可能なのはわかっている
でも、ちょっとでも多くの猫たちに
安心とぬくもりを与えてあげたい
快適な暮らしがあたり前になるように…



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