名前も知らない猫たちへ

家の中にいても少し怖いと思うぐらい風の強い日は
あなたのことが気がかりです
どこかこの風を避けていられる場所はあるのかと

やまない雨はないけれど、やみそうにもない冷たい雨の日は
あなたのことが気になります
濡れずに雨がやむまで待つ場所はあるのかと

凍えそうなぐらいに冷える雪の日も
やっぱりあなたのことが気になってしかたがありません
どうかこの寒さをしのげる場所をみつけていますようにと

厳しい環境でくらすあなたたちは
たくましく、美しい
あなたたちにとっては、あたりまえのことでも
つらいことには変わりないはず

少しぐらいズルくても
猫をかぶってもいい
ときには頼ってほしい
助けてと

きっと幸せが待っているから

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