この本、好きです。
短い短歌に込められた猫への想いにグッときます。
何度も読み返しては同じところで号泣し、自分と暮らす猫とのエピソード
を思い出して重ねたり…。
猫と暮らしている人にはぜひ読んで欲しい一冊です。
読み終わったら、隣で寝ている猫をぎゅーってしたくなりますよ。
嫌な顔されますけどね笑

#2 猫のいる家に帰りたい 著:仁尾 智 イラスト:小泉 さよ

世界初?の猫歌人の仁尾智さんの至福の猫の短歌集です。
「ネコまる」や「猫びより」などに13年間連載された珠玉の猫の短歌を集めた一冊。
ページをめくるたびに歌われる猫への想いが、可愛らしいイラストと仲良く
読者を楽しませてくれます。
表紙の猫たちもかわいい♡
猫の本に限らず、本の表紙の印象だったり、本と目があってキュンと
なると思わず手に取ってしまう、いわゆる「ジャケ買い」をしてしまう人です。
自分が好きなもの、好きな色、惚れるデザインなど、自分のコレクションに
加えたくなります。
「猫のいる家に帰りたい」このタイトルをみたときに、「うん」とあたりまえのように
うなずいて、中も読まずにすぐ購入しました。
読んでみたら、それはもうジャケ以上で、短歌とは思えないほどの満足感で
いっぱいになりました。
そんな至福の猫の世界をみなさんにも味わってもらいたいです。
猫と暮らす人には共感しかない

何でもない日々のことや、毎日の猫との暮らしがクスっと笑える
短歌にギュッと込められています。
猫と暮らしている、猫と暮らした経験がある人にとっては、
どれも共感できるものばかり。
平凡な毎日こそが、特別なんだと気づかせてくれる本です。
自分たちの思い出やエピソードと重なるものが多く、思わず
うなずいて「そうなんだよね~」と声が出ます。
短歌に込められた気持ちがよくわかるので、とても楽しく
ふふっと微笑みながらどんどん読めます。
突然おそわれるゲリラ涙腺
読んでいると楽しい気分になるので、つらいどんよりした気分を
変えようと、会社に持っていきお昼休みに読んでいました。
最初はクスっと笑える短歌に、「これはいいリフレッシュになる。
持ってきてよかったな」と思っていました。
調子よく読んでいると、突然目のまえが水で溢れて字も読めないほどに。
必死で涙がこぼれないようにするのが大変でした。
会社のお昼に泣いてなんかいたら、ちょっとした騒ぎになるか
腫れもののように誰も寄ってこなくなるかのどちらかです。
これはあきらかにミスでした。
楽しく笑える猫のエピソードだけなはずがありません。
私たち人間よりも短い一生の猫たち。
悲しいお別れのエピソードだってあるのです。
1話完結のドラマのように、ページをめくればそこには
また新しいエピソードがあります。
さっきまで雲ひとつない晴天だったのに、いきなり何が起こったか
わからないほどのゲリラ涙腺に襲われます。
できれば、その大切なエピソードも感情を抑えることなく
思いっきり読みたいので、会社で読むのはおすすめしません笑
すぐに家に持ち帰り、次の日に目が腫れてもいい日に読みました。
1秒でも早く 猫の待つ家に帰りたくなる

猫が家で何をしてても、何もしてなくてもいい。ただ猫が待つ家に帰りたい。
そんな気持ちになります。
猫との暮らしは本当に素晴らしく、かけがえのない毎日になります。
猫がいない暮らしを考えられないし、考えたくもないです。
人間の世界で毎日働き疲れてしまったら、さっさと猫の待つ家に
帰りましょう。
そこには、いつもの猫たちがいつものように待っているはずです。
お家に帰って、ごはんを食べて、お風呂に入ったら、猫のとなりに座り
猫の本を読む。贅沢。
次はどの猫の本にしようかな?




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