猫好きライターおすすめ猫の本 #8「吾輩は猫である」

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「吾輩は猫である。名前はまだない。」
日本一有名じゃないかと思う小説の書き出し。
この一行に魅せられて読もうと思った人も
多いのではないでしょうか?

「猫」しばりであらゆるジャンルの本を
紹介しているネコワズライのライターTomoです。

私もこの有名な書き出しの続きが読みたくて
夏目漱石の傑作「吾輩は猫である」を
手に取ったひとりです。

しかし、読みはじめてみると有名な一行の
先はとんでもない道のりになっていました。

それでもこの本を最後までしっかり
読んでみたい。
すべてが理解できなくても、
吾輩は猫であるを自分なりに楽しみながら
読んでみたい。

「吾輩は猫である」を挫折した人にも、
これから読もうと思っている人にも
参考になれば嬉しいです♪

この記事を書いた人⇩

Tomo

ネコワズライのライター、Tomoです。
Yahooニュースエキスパートで猫の記事を執筆しています。
猫と暮らす素晴らしさを伝えながら
猫にまみれて暮らしたい🐈
そしてもっとたくさんの猫を幸せにしたい♡

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「吾輩は猫である」は難しい

ページをめくり、有名な一文を読んで
「これこれ!」とウキウキしたのも
束の間…。

言葉が本当に難しくて読んでいても
まったく頭に入ってこない…。

読み方すらわからない漢字や、
書かれた時代の言い回し表現の
難しさ。

わからない部分をいちいち調べていたら、
日が暮れるどころか季節が変わって
しまうかもしれない。

物語に入っていけずに、せっかくの
夏目漱石の傑作を楽しむことなく
諦めてしまうのはもったいない。

なんとか楽しく吾輩と一緒に最後まで
読むことはできないだろうか?

私も前半、いや、入り口にやっと
立ったかぐらいのページ数で、
本を閉じて諦めかけました。

読みたいと思って再度本を開いたのに
またここで諦めてしまうのか…。

時代が違えば言葉も違う。
昔の傑作を今の私が楽しめるように
わからない言葉に固執しないで、
わかる表現や言葉で文章を楽しめれば
いいんじゃないか?

そう思って続きを読みはじめると
これが意外に楽しく読むことができたのです。

いい意味で開き直るといいのかもしれません。

「吾輩は猫である」を楽しく読もう

「吾輩は猫である」を読みながら、
ふんふん、なるほど、これはおもしろい!
と読めればまったく問題ありません。

しかし、知識もなく学問にあまり精通も
していない私のような人には、ん?なに?
どういうこと?の繰り返しです。

楽しく読めるように勉強してからでは
いつ本を読めることになるやら…。

なので、今の知識や読解力で楽しく
読んでみようと思います。

やっぱりすごい!夏目漱石

「吾輩は猫である」にはたくさんの有名・著名人が
登場します。
さすが、お札になった人物だけあって、
登場する人たちの名前もすごい人たちばかりです。

その名だたる人物たちの登場する場面を
楽しむのもいいでしょう。
え?こんな人までお知り合いなの?
と驚くかもしれません。

会話はまるで漫才やコント

言い回しの表現は確かに難しいのですが、
わかる部分だけをかいつまんで読んでも
なんとなく意味はわかります。

ひとつのやりとり、会話がとても長く、
読んでいると往年の漫才を聴いている
ような気分になります。

たとえば…
どうでもいい鼻の高さの話を、あーでもない
こーでもないと話していたと思ったら、
近所の縁談の話に変わり、そうこうしていると
終いには鉄道の話になっている。

話が脱線して、もともと何の話をしていたのか
さえ忘れてしまうほど…。

しかも、ひとこと喋るごとに絶妙な
ツッコみがテンポよく入り、どんどん
読み進めることができます。

漫才のネタを読んでいると思えは、
難しいことばも楽しくなってきちゃうかも。

猫目線で言いたい放題

「吾輩は猫である」は猫の目線を通して
人間の考えていることや行動を滑稽に
綴ったもの。

夏目漱石は、吾輩を通して思っている
ことを言いまくっているようにも
感じます。

普段、人間としては言えないことが
猫を通してだとすらすら言えてしまう、
そんな夏目漱石がかわいらしくも
感じてしまいます。

吾輩の姿を漱石に置き換えて読んでみれば
また違った楽しみ方ができるでしょう。

好きなエピソードやフレーズ

その本の好きなエピソードやフレーズって
ありますよね?

難しい表現や言い回しの中にも、すっと
入ってくる文章があったりします。

私のお気に入りは、吾輩が金田邸に忍び込む
ときに言っていた言葉です。

「探偵をする気はないが自然金田君一家の事情が
見たくもない吾輩の目に映じて覚えたくもない
吾輩の脳裏に印象をとどむるのに至るのは
やむおえない」

見たくも聞きたくもないが入ってきてしまう、
その一文をより強く印象付ける言い方に
感心し、勉強になるなぁと思いました。

こんなものの書き方ができる人に
なりたいなと思います。

「吾輩は猫である」とおしるこ

お気に入りのエピソードがあります。

教師をしている主人のもとで暮らす吾輩。
お正月にその教師が食べ残した雑煮の餅、
吾輩はそれを食べてみたくなる。

ほんのすこし興味をもって、食べるか
食べないか葛藤したのちに、
思いきって餅にかぶりつく。

それまで餅をしらない吾輩は、餅の中に
歯が埋まり抜けなくなる感覚に
もがいてなんとか取ろうと必死になる。

その姿をみた主人の家族は、「猫が雑煮を
食べて踊っている」と表現するのです。

そこからずっと頭の隅に餅と
踊っている吾輩がいます。

ならば、「吾輩は猫である」のおともは
餅にしよう。
でも、雑煮はなんだか違う気がするから、
おしるこならどうだろう?

ということで、「吾輩は猫である」の
おともにおすすめするのは「おしるこ」です。

吾輩が餅をくわえて踊っている姿を
想像しなががら食べると格別です。
おしるこのお餅をみるたびに
吾輩を思い出してクスっとなるかもしれませんね。

おすすめ「あんこ」

おしるこで大切なのはあんこ。
今回は自分で煮てみました。

手間はかかるけれど、自分でつくった
あんこには愛着が湧き、きっと最後まで
おいしくいただくことができるだろうと。

しかし、あずきを煮るのは本当に
手間なので、おいしいあんこを
取り寄せるのも賛成です。

両方のおすすめを載せておきます。

自分であずきを煮てつくる

おいしいあんこをお取り寄せ

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