おいしそうなものを見ると、よだれがでる。
気持ちよく寝ているときも、よだれがでる。
モモちゃんは、私と寝るまえの儀式をしているときによだれを垂らす。
いつものように、私をマットのように踏みつけてどかどか歩きながら、「にゃーん」と甘えた声を出す。
ゴロゴロ音を寝室に響かせながら、おしりトントンを要求したり、耳元で嫌がらせのようにふがふがしたりする。
そして、口いっぱいにたまったよだれを私の顔に垂らす。
「モモちゃん、やめてよ笑。よだれ笑」
よだれがたまってくると、にゃーんの声がすこし溺れているような感じがする。
猫がよだれを垂らすのは、嬉しかったり、甘えたかったり、リラックスしている状態のとき。
だとしても、ひとの顔によだれを垂らすのはいかがなものでしょ?ね?モモちゃん。
次の日、寝ているヒメ子がかわいくて、顔をうずめながら堪能していた。
「ヒメちゃん、かわい…」といいかけたとき、よだれが垂れそうになってずずーっと口のなかに引きとめた。
「やばいやばい笑」
「モモちゃん、ごめんよ。よだれは出ちゃうんだね。」
無意識に幸せを感じるとよだれがでるものだ。
めちゃくちゃおいしそうなチキン南蛮。
こたつと睡魔に負けて、ついウトウト…。
かわいい猫たちとの戯れ。
ぜーんぶ、よだれもんだね。



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