自分のことより緊張した1週間…
私の愛する猫たちのため、5,000坪もの土地を購入して猫の楽園をつくろうと奮闘中です。今はそこに移り住むための『住み替え』という荒波を乗り越えようとしています。
家を売り出してから半年、ようやく来てくれた1件目の内見で購入希望までたどり着きました。諦めかけていたところにもらった内見の予約が本当に嬉しくて、なんとかいい方向にまとめようと交渉したことがなつかしく感じます。
内見からの交渉術、購入希望に至るまではこちら⇩
購入を希望してくれたのは本当に嬉しいことです。しかし、『購入できるかどうかは別の話』です。家を現金で購入する人はほとんどいません。大体は住宅ローンを組んで購入します。
その購入希望の方にも住宅ローンの仮審査という関門が待っています。今週はその結果が出る予定です。
週のはじめから何度もメールを確認したり、何をしていても落ち着かないなど、ソワソワしっぱなしでした。まさか、自分が他人の仮審査でこんなにもヤキモキすることになるなんて…。自分の審査の時より、何倍も心臓に悪い一週間でした。
仮審査の結果待ちの状況ではありましたが、それが通ればいろんなことが一気に動き出します。工事の準備もすすめなければいけません。
そうなれば、今の森の状態をみるのは最後になるかもしれない…。と写真を撮りに新しい我が家の土地へ向かいました。そこに自然界の洗礼が待っていることも知らずに…。
さて、今回は住宅ローン仮審査(自分ではなく買い手の)の結果と、わかってはいたけれど、実際に目にすると尻込みしてしまう先住者の洗礼の、異なる2つのドキドキを皆さんと一緒に味わえたらと思います。
この記事を書いた人⇩
仮審査の結果と住み替えローンの難しさ
購入を希望してくれた方の仮審査の結果が出る週―――。
木曜日、連絡なし。金曜日、なし…。土曜日、なんでないの?なんだか嫌な予感がします。気になってしょうがないので、仲介の不動産屋さんへ連絡をいれてみました。
不動産屋さんにも先方からはまだ何の連絡もない…との回答。不安的中。翌週に連絡してみるとのことだったので、モヤモヤしながら週末を過ごします。
翌週、やっと届いたメールには…
先方の住宅ローンの仮審査が通らなかったようで、同じ銀行で違う保証会社、加えて夫婦連帯債務で再度審査を申し込むと連絡がありました。
さらに、違う銀行にも仮審査の申し込みに行かれるようです。
申し訳ありませんが、もう少々お待ちください。
「え、えーーー⁈ なんと、まぁ…」
『承知しました。またご連絡お待ちしております』としか返信できませんでした。
住宅ローンの仮審査が通る確率は、約90%で通らないのは約10%ぐらいといわれています。この数字だけをみれば、特別問題がなければ通るだろうと思いますよね。
内見に来てくれたご夫婦は、感じも良くしっかりした印象がありました。これからお子さんも生まれるとのことで、そのために暮らしも整えたいとおっしゃっていました。
お二人ともお仕事もされていて、何の問題もないように思っていたのですが…。わからないものですね。
住宅ローンの審査で重要になるのは、収入に対しての借入額ももちろんですが、それより重要視されるのが『信頼』です。
貸したお金をきちんと返してくれる、信用があるかが問われます。クレジットカードの支払い遅れや、車のローンなどのほかの負債などがあると審査に通りにくいと一般的にいわれています。
これはさすがに内見だけでは見極めることはできません。一筋縄ではいかない、住宅ローンの難しさを痛感しました。
そして、もう一つの難しさが住み替えローンです。ひとりで2つの住宅ローンを組むことはできません。しかし、今の住宅ローンを売却によって返済できる場合は一時的に新築分の融資が実行可能になります。
新築分の融資が実行されるためのポイントは、現在の自宅の売買契約書です。『この金額で売れます』という確約が取れると、晴れて新しいほうの住宅ローンの融資が実行になり、新居の工事がはじめられます。
さらに、私には急ぎたい理由が…。2026年4月より住宅ローンの金利が上がることが確定しています。その前になんとか新しい住宅ローンの本審査を通したい。
買い手の住宅ローンの仮審査通過が遅れる=売買契約が遅れる=本審査も遅れる=工事も遅れるという負のドミノ倒しになってしまうのです。
【夢のドミノ倒し】
- 買い手さんの仮審査通過
- 我が家の売買契約完了
- 新築ローンの本審査
- 2026年4月の金利上昇前、3月中に1回目の融資実行! ←ここがデッドライン!
自分だけでは成立しない、住み替えローンの難しさが浮き彫りになりました。
しかし、悩んでもなにも解決しません。買い手の住宅ローンの仮審査待ちの状態は続きます。ため息も多くなってきたので、気分転換として久々に夢の土地へ行ってみることにしました。
雪の上に残るあの生き物の痕跡が…
工事着工の確約はないままですが、もし工事が始まってしまったら、開拓前の最後の姿になるかもしれない景色を写真に残そうと、5,000坪の猫庭『猫の楽園』の予定地へと車を走らせます。
冬期間は数キロ先のゲートが閉まり、通行止めになる観光道路に隣接している我が家。冬はここに住む住人しか通らないため、ほとんど音のない静かな時間が流れます。
小枝を踏むパキッという音でさえ響き渡るほどです。気持ちいい空気を感じながら、いつものように春を待つ森の木々たちの雄姿を写真におさめていきます。

ここに新しい家が建つのか…。そしてその向こうに広がる森を素敵なガーデンへと変えていく。楽しい想像をめぐらしながらゆっくりと歩き眺めていきます。
標高は100mほどなので、平地とは1~2度ほど低い感じがします。まだ残る雪をみながら自然豊かな場所へ引っ越してくる実感が湧いていました。その雪に目を向けたとき、私は何か違和感を感じました。

「足あとか…」
「ん?足あと!?」
誰か近所の人が通ったのかと思いましたが、こんなところを行き交うはずもなく…。さらに足あとを辿った先に生えている木の根元は、荒々しく掘り返されている様子。
よくよく足あとを見てみると、猫の足あとを大きく拡大したような形で…。ということは、
そう、『熊』ですね。
結構な大きさで23.5cmの私の足と同じぐらいでした。可愛い肉球の主が、200kg近い巨体だったら……と想像して、背筋が凍りました。
5,000坪の猫庭の場所は、山岳観光道路の入り口ですぐ近くにブナの森が広がっています。市街地でも多くの目撃や被害も出ているので、ここにいないわけはないのです。
あたまではそうわかっていても、実際に自分がこれから住もうとしている場所に、大きな熊の足あとがあれば、さすがにひるんでしまいますよね。
でも、ここで逃げてはいけません。猫たちが嬉しそうにガーデンを駆ける姿のために、なんとか安全に共存する方法を探さないといけないのです。

野生と共存する覚悟と「安全な猫庭」への決意
先住者からの洗礼をうけ、自宅へ戻ってからもすこし動揺していました。
「いるのよね。やっぱりいるのよ、熊さんも。だって山だもの。」
テレビでたくさんの方が襲われて被害が拡大していることも知っています。しかし、熊に罪はあるのか?と考えてしまうこともあります。
これから移り住む場所は、元々は熊のテリトリーだったかもしれません。そこに私たち人間が侵入するわけなので、熊にとってはいい迷惑なのかも。
確かに恐怖はあるものの、熊との共存は覚悟しておかないといけないと思いました。
そして、そこに5,000坪の猫庭を計画しているのなら、猫たちの安全もしっかり考えないといけません。猫が楽しく幸せに暮らせる場所をつくりたいのに、熊に襲われては何の意味もないからです。
熊と鉢合わせをしなくても、家の周りをウロウロされるのはやはり怖いものがあります。そこで、熊が近くに寄りたくないような対策をしようと思っています。
安全な猫庭のための熊対策
熊の嗅覚は犬の数倍から約10倍にもなるそうです。なので、『もの』で脅かしたり傷つけたりするよりも、『匂い』を使って対策を取りたいと思います。
※私はこれからガーデンをつくる計画なので、それに合った対策を考えています。しかし、普通のご自宅でも可能な対策なので参考になるかと思います。
木酢液
炭焼きの煙から抽出される天然由来の液体です。ガーデニングでは、土壌改良や害虫対策などに使用できます。
熊はこの木酢液の匂いが嫌いなようです。布やスポンジに原液を含ませて置いておくと近寄らないとか。
これはやってみようと思います。しかし、犬や猫もこの匂いを嫌うためキャットランの付近には違う対策が必要になりますね。
観賞用の唐辛子
唐辛子の成分カプサイシンが熊に効果があるようです。熊撃退用のスプレーにも使われています。観賞用の唐辛子をの苗もあるので、ガーデンに植えてみようかと思います。
匂いの効果はあまりないかもしれませんが、見た目もかわいくて対策にもなりそうなので、やってみる価値はあるかな?と思っています。
ハッカ・ミント
爽やかなスースーした香りのするハッカやミント。この匂いもあまり熊のお好みではないようです。キャットミントやいろんなハーブを植えれば熊が嫌がって近寄らないかもしれません。
キャットミントは猫たちのお気に入りで、熊が嫌いなら取り入れない手はないですよね。たくさん植えてみようと思います。
※猫にとって精油(アロマ)は禁忌ですが、庭に植える生ハーブなら、種類によっては共存の知恵になります。
パワー森林香
蚊取り線香の強力なバージョンのパワー森林香。森林で作業する人たちの愛用品ともいわれる森林香は、唐辛子の成分が入ったものもあり、蚊だけではなく獣も寄せつけない効果があるようです。
ガーデンでの仕事はずっと地面を見ていたりすることもあるので、後ろから襲われたら終わりです。外で作業をするときはパワー森林香をお供にしたいと思います。
※猫が近くにいるときは使用しないでくださいね。
ラジオ
熊は臆病な動物らしいのです。本来、人の気配を感じると逃げていくのだとか…。最近は住宅街にも普通に出没しているので、ラジオが効くかどうかは疑問ですが、熊よけの鈴よりは効果がありそうな感じです。
本当なら、ガーデニングをしながら鳥のさえずりや風の音など自然の音を満喫したいところです。しかし、熊とばったり会ってしまったら大変なので、ラジオで存在を主張しておこうと思います。
マイナスをプラスに変換する
買い手の住宅ローンの仮審査が通らず、夢の場所には先住者からの恐怖洗礼、とてもいい方向に向いているとは言い難い状況です。
スタート前から前途多難…。
しかし、こんなことで諦めるわけにはいきません。
買い手のご夫婦も、最初の仮審査が通らなくても、買うことを諦めないで再度仮審査の申請に行ってくれています。仮審査の結果も私よりも緊張して待っていることでしょう。
熊も、元々そこに住んでいたところに、私がお邪魔するかたちになるのです。お互いに距離感を大切にして、熊とうまく共存できるような暮らしのモデルになるようにすればいいのです。
マイナスなことしか見えないと、すべてがマイナスになってうまくいきません。マイナス面をプラスにとらえるようすれば、さっきまでの落ち込みや恐怖は消えていきます。
いい方向に向かうためには、自分の気持ちをいい方向に向けておくことが大切ですね。
次回こそは、嬉しい報告ができるように!仮審査の最終結果と、どうなる⁈ 今後の夢の猫庭づくりをお伝えできればいいなと思います。
また1週間、やきもきしますが、ブックマークしてお待ちください。



コメント