大切な愛猫、病気との長い戦いのはじまり
あなたの大切な愛猫が病気だとわかったら、あなたはどうしますか?
我が家のユメちゃんが甲状腺機能亢進症と診断されました。高齢の猫が発症することが多い病気です。今年で10歳になるユメちゃん。シニア期ではあるけれど、高齢とまでは感じていませんでした。
人間の年齢でいってもまだ50代。老化が原因でかかる病気とはまだ無縁だと思っていました。ごはんをもりもり食べて元気に遊ぶのに、なんだか痩せてきている…。そんなユメちゃんの異変に気づいて病院を受診したら、病気が発覚しました。
診断されるまでの様子や検査のことはこちらから⇩
今回は、薬を処方してもらい投薬治療を開始したこと、薬を飲みはじめてからの様子や今後の治療方針などのお話をしていきたいと思います。
おそらくこれから一生続く投薬治療。大変だけど大切な愛猫が毎日を穏やかに過ごし、すこしでも長く私のそばにいてくれるように、しっかりサポートしていこうと思います。
あまり悪いことばかり考えず、前向きに一緒に病気とうまくつきあっていけるようにしたいです。そして、この経験を同じ病気で悩んでいる飼い主さんや、猫と暮らすすべての方の参考になれば幸いです。
※今回は我が家のケースを紹介します。猫によって治療法や症状はさまざまなので、あくまでも参考になればと思います。
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甲状腺ホルモンをどう抑えて体の負担を軽くするのか
甲状腺機能亢進症は腫れた甲状腺を手術で取らないかぎり治らない病気です。しかし、甲状腺ホルモンの分泌を抑えることで、常に全力で働かされている心臓やほかの臓器の負担を軽くすることができるそうです。
治療法は主に3つあります。
- 手術による腫れた甲状腺の除去
- 食事療法
- 投薬治療
このどれかで治療をしないとどんどん体重は減り、心筋症や高血圧、腎臓病などほかの病気を併発し、命を落としてしまう恐れがある病気です。
しかし、治療でホルモンの分泌を抑えられれば、寿命を全うすることも可能な病気です。治療は一生涯になることが多いですが、早く治療を開始してがんばり過ぎている体の負荷を軽減させることが大事なんだと思います。
ちなみに、ユメちゃんの甲状腺ホルモン値の検査結果は次のとおり。
ユメ子(9歳)の甲状腺ホルモン値 【8.0 】(正常値:0.9~3.7)
まだ9歳にして上限値をはるかに超えていました。7歳からシニア期といわれる猫の年齢。高齢とまではいかないまでも、7歳を過ぎたらかかりやすい病気の検査をするべきなんだと実感しました。
この過剰に分泌される甲状腺ホルモンを抑えるための3つの治療を、獣医さんから聞いた話も含めてもう少し詳しく、わかりやすくまとめてみました。
1|手術で甲状腺を切除
腫れた甲状腺を手術で取る方法です。うまくいけば甲状腺の値が正常になり、投薬治療の必要もなくなるそうです。
しかし、猫の場合は甲状腺を手術で切除してしまうと逆にホルモンが足りなくなってしまうことがあるようです。甲状腺機能低下症など、代謝が下がり体重が増えて寒さに弱くなるなど、亢進症とは真逆の状態になってしまうかもしれません。なので、あまりおすすめできないといわれました。
2|食事療法
甲状腺ホルモンの元となるヨウ素を含まないフードに変える食事療法もあります。ヒルズのy/d(ワイディー)甲状腺ケアの専用のフードを獣医さんに紹介されました。
このフード、猫のフードとしてはちょっとびっくりしてしまうお値段です。そしていちばん気になるのが、うちの子が食べるかどうか…。一般に販売されているものは、お試しサイズがありません。なかなか手を出しにくいと思いますが、ヒルズでは食べなかったら返金してくれる満足保証のサービスがあるそうです。
それでもやっぱり購入を迷ってしまいますよね。動物病院用のサンプルもあるようなので、試したいときは獣医さんへ相談してみてください。我が家もサンプルを取り寄せてもらって試す予定です。
3|投薬治療:メリットとデメリット
そしてもうひとつが薬での治療です。ホルモンの分泌を抑える働きのある錠剤を服用します。
メリットはいつものフードを変える必要がないこと、フードに混ぜて飲ませることができることです。デメリットは、投薬の期間が長くなること。年単位から一生涯の服用が必要になるかもしれないことです。
定期的に甲状腺ホルモンの値を検査しながら、薬の量を調整していきます。
我が家のユメちゃんの場合:薬での治療と今後の治療について

手術での甲状腺の切除はしない。朝晩同じごはんだと食べない、こだわりがあるユメちゃんは食事療法もなかなか難しそう…。ということで、薬による治療からはじめてみることにしました。
抗甲状腺薬の処方
動物病院から抗甲状腺ホルモン剤の錠剤を処方されました。
まずは少ない量からはじめてみましょうといことで、1日1回半錠で10日分からスタートです。なくなる頃に状態をみて同じ量の薬を継続をするか、診察して処方を変えるかを判断するようです。
薬の効き目は早い子で約1週間ほどで変化が見られるそうです。薬の効果が顕著に表れるのは、水を飲む量だそうです。飲みはじめたら水を飲む量とおしっこの量に気をつけながら観察してみます。
ほかにも、今まではなかった症状が出たり、気になることがあれば連絡してくださいと言われました。
今回の薬代の詳細はこちら⇩
<お薬代>
| 抗甲状腺ホルモン剤 半錠 50円 × 10日分 | 500円 |
| 処方料 | 400円 |
| 合計 | 900円 |
抗甲状腺薬の服用と副作用について
薬の服用をはじめるにあたって、薬の服用のしかたや副作用について獣医さんに聞いてみました。
薬の飲みはじめの様子をしっかり確認することが大切ですね。お家に帰ってからまた新たな疑問がうまれたので、また次回に聞いてこようと思います。
<次回の獣医さんへの質問>
- おもちゃで遊んでも大丈夫?(体の負担を考えて控えるべきか)
- またたびはあげてもいい?(興奮作用は甲状腺に良くない?)
そのほかに気になることがあれば聞いてこようと思います。

今後の治療方針
薬での治療がはじまったユメちゃん、今後の治療はどうやって進めていくのでしょうか?
- 少ない量から薬の服用をスタート
- 変化を見ながら薬の量を調整
- 定期的に血液・甲状腺ホルモン値(T4)の検査
おもな治療方針は上記のとおりです。それに加えて、ヨウ素なしのフード(ヒルズのy/d)も試してみます。
我が家はユメちゃんをいれた四姉妹です。ほかの猫がヨウ素なしのフードを食べても大丈夫なのかな?と獣医さんへきいたところ、「ほかの子が食べても大丈夫ですよ。もし甲状腺ホルモンの値が高くなってきていたら、分泌をすこし抑えることもできるだろうし。」とのアドバイスをいただきました。
とにかく、薬が効いてくれればいいなと願うばかりです。あとは、獣医さんと話し合いながらそのときの状態にあわせて治療していく予定です。
『ごめんね』と『がんばろうね』が入り混じる
治療ははじまったものの、『もっと早く気づいていれば、こんなにやつれたりはしなかったかな?早く気づいてあげられなくてごめんね』という気持ちと、『おきてしまったことはしょうがない。まずは治療でからだの負担をかるくしてあげること。がんばってお薬飲んでいこうね』がまだ入り混じっている感じです。
甲状腺機能亢進症の原因はまだ完全にわかってはいないそうです。年齢や体質、食事や環境が影響しているといわれています。
年齢や体質はしょうがないとしても、食事や環境と言われると飼い主としては自分が病気にさせてしまったかもしれないと自分を責めてしまうかもしれません。しかし、どんなに気をつけていても発症することはあるのです。
もし病気になったとしても、決して飼い主さんのせいではありません。自分を責めないであげてくださいね。落ち込んでしまう気持ちもよくわかります。でも、落ち込んでくよくよするのではなく、必死に頑張っている猫のために私たちが出来る限りのことをしてあげましょう。
病気を治してあげることはできないかもしれないけど、病気のことやごはんのことを学んで知識をつけることだって大切なサポートになります。
今日のまとめとユメのこれから
薬での治療をはじめてまだ数日のユメちゃん。まだ大きな変化は見られないようです。そんなにすぐには変わらないですよね。
でも、獣医さんに言われたように、水を飲む量とおしっこの量が少し減ってきているような感じがします。ちょっといい傾向かな?と思う反面、寝ているときでも呼吸が早くつらそうにしている姿をみると、代わってあげたくてしかたがありません。
甲状腺の影響で代謝が上がっているためですが、これも薬で落ち着かせてあげたいポイントです。
小刻みに波打つおなかに手をあてて、薬が効いてもっとゆっくり呼吸ができて、心地よく眠れますようにと願いを込めます。

甲状腺機能亢進症で薬の治療をはじめたユメちゃん。これからしばらく薬を飲み続ける必要があります。そして数か月おきに病院での検査や診察も待っています。
治療をしながらも、なるべくストレスがかからないように、状態をみながら日々のサポートをしていこうと思います。ユメちゃんに5,000坪の猫庭の景色をみせてあげられるように、すべては猫たちのため、がんばらないと!
※今回は我が家のケースを紹介しましたが、猫によって治療法や症状はさまざまです。必ずかかりつけの獣医さんへ相談してくださいね。




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