今日はお家で仕事の日。
ゆっくりとした朝の時間を過ごせる。
さっきまでやわらかい日差しが出ていたのに、
いきなりの雷とパチパチと飴玉でも窓に
当たっているような激しい雨。
スコールのようにザーっと降っては止み、
忘れ物をしたように雷とともに戻ってきては
去っていく、を繰り返す。
北国の冬には珍しくはない天気だ。
ごみ出しのために外に出ると、
天気の荒さを疑うほどのぬるい空気。
ちょっとそこまでなのにダウンをきたのに
なんだか拍子抜けである。
駆け足でごみを投げ入れてさっさと
家の中へ戻る。
コーヒーを淹れて仕事に取りかかろうと
こたつに入って背中を丸める。
となりにはこんもりとした
小さなふくらみが。
そこからのぞくこれまたちいさな足。
外のことなどまるで別世界のように、
こたつの中でときを過ごす猫。
いつか私もその世界で同じときを過ごしたい




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