いつものように朝を迎えて、いつものような休日がはじまるはずだった。
カーテンを開けて外の空気を入れ、少し曇って肌寒い気温だったが猫たちをキャットランへ。
しばらくすると自分のごはんの場所で待っているはずなのに、モモちゃんの姿がない。
朝ごはんを食べないなんて、今までなかったのに…。
どうしたんだろう?と探すと、まだ片づけられずにいるこたつの中でうずくまっていた。
あきらかに様子がおかしい。
「どうしたの?ごはん食べないの?」
「どこか痛いの?大丈夫?」
急に不安が広がり、頭の中が心配でいっぱいになる。
抱き上げようとすると、痛い!と言わんばかりの声で鳴く。
これはどうしたものか。
具合が悪いか、どこかが痛いかで構われたくないのだろう。
二階へと逃げるモモちゃんは、
右の後ろ足がぎこちなく床に足をあまりつけたくないようにして階段をあがる。
キャットランへ出たときに、足に何か刺さったか?
夜中にジャンプして降りたときに足を痛めたか?
そのぐらいであってほしいと願いながら様子をみる。
猫の後ろ足がおかしい原因
猫の後ろ足に異変が出る原因を調べてみると、思ったより多くの原因があった。
- 骨折や捻挫
- 足裏、肉球のケガ
- 関節炎やヘルニア
- 脳腫瘍
- 心筋症
骨折やケガなどの外傷が原因なのは想像できたが、脳腫瘍や心筋症が原因で後ろ足に症状が出ることにはすこしびっくりした。
骨折や捻挫
高いところからの着地や交通事故など、大きい力が加われば骨折することも。骨折までに至らなくても、着地の失敗や隙間に足を挟んだりして捻挫してしまうこともある。
症状は…足を地面につけないようにしてかばいながら歩く。
足裏や肉球のケガ
切り傷ややけどなど、肉球にケガを負うことも多い。小さいトゲなどが刺さったり爪の伸びすぎも原因に。
症状は…足をかばいながら歩いたり、しきりに肉球を舐めたりする。
関節炎やヘルニア
シニア猫や活発すぎるほど動き回る猫にみられる。さらに寒暖差が大きい季節の変わり目などは関節炎で痛みが増すことがある。猫のヘルニアはあまり多くはないが、肥満気味の猫は負担がかかりやすいので注意が必要。
症状は…足を引きずってあるいたり、ひどい時は麻痺して動かせなくなる。
脳腫瘍
脳に腫瘍ができると、さまざまなところに影響がでる。細菌やウィルスなどに感染して脳炎を起こすこともある。
症状は…首を傾けながら歩くなどの歩行の変化に加えて、寝ている時間が増える、食欲がなくなるなど。
心筋症
心臓が正しく動かなくなり、血液がかたまりやすく血栓ができやすくなる。心臓から固まった血液が血管に詰まり、血栓症を引き起こす。特に後ろ足に症状が出やすい。
症状は…足が麻痺する、足を引きずって歩く。急に足が冷たくなるなど。
実際の猫の症状をよく観察する
調べると怖くなってしまうことばかり。
大切なのは、自分で病気の判断をしないで、症状をよく観察すること。そして早めに獣医さんへ相談すること。
症状がなくなり、治ったと思っても一時的なこともある。
不安や心配は消えないので、私も早めに動物病院へ連絡しようと思う。
実例:モモちゃんの症状
ここで、モモちゃんの症状をおさらい。
- 朝ごはんを食べない(食欲がない)
- 歩き方に軽い異変
- 右の後ろ足にあまり体重をかけたくない様子
- 肉球には何も異常はみられない
- 抱きあげようとすると、嫌がるように鳴く
いつもとは違う様子にとても不安になる。
動物病院へ連れていった結果はまた後日。
何事もないことを祈って…



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