最近、猫たちを見ているだけで涙が出る。
歳を重ねて涙もろくなってきて、何でもすぐ込みあげてくるようになったのもあるが、
いつかは来る猫とのお別れのとき、猫の年齢が8歳になり
そのときをなんとなく意識するようになったからだ。
SNSをみていても、虹の橋を渡った猫たちの投稿をよく目にする。
気になっていくつか投稿を読んでしまったがために、
皮肉にもおすすめとして関連の投稿が多く表示されるようになった。
きっとまた泣いてしまうと思いながら投稿を読む。
そのあとは、毎回猫たちを順に抱きしめて
「長生きしてね」
「ママちゃんが守るからね」
「お願いだから死なないで」
とやはり泣きだして猫に嫌がれる日々。
実は少し前に、家のまわりに姿をみせるようになった
茶白のかわいい顔した男の子がいた。
過酷な冬を家の中で暖かく過ごせるように保護したが、すでに病魔に侵されていた。
たった2日だった。
保護してすぐに病院へ連れていったが、手の施しようがなかった。
もっと早く保護していれば…。
たった2日、思い出も過ごしたときもそれほど多くはないのに、
しばらく涙が止まらなかった。
失うつらさを実感させられた。
それからというもの、先住4匹への想いが強くなる。
いつかきてしまうそのときを考えると、どうしていいのかわからなくなる。
きっと耐えられないほどの悲しみがやってくる。
この毎日がいつかなくなる。
ただただ恐怖でしかない。
そんなことを考えると、涙しか出てこないのだ。
まだ元気で毎日を自由に過ごしている猫たち。
先を考えて悲しむよりも、今を楽しみ感謝しながら暮らしていこう。
そう言いきかせるようにしている。






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