猫の一生は短い。
0歳でうちにやってきたのに、もう私の歳を追い越している。
そんなに生き急ぐことはないじゃない。
もっとゆっくり、長く私のそばにいてもいいのに。
時間はかけがいのないのないもので、ときに残酷。
何気なく過ごしている毎日は、実は大切な時間なんだね。
そう思ったとき、猫たちに伝えられずにはいられなかった。
たとえ、この想いの半分も伝わらないとしても、私なりの伝え方を猫たちに感じとってもらうしかない。
これから毎日、猫たちに私からのありがとうを伝えていこう。
毎日同じことをしていれば、いつかきっと私の愛に気づくはず。
それぞれ寝ている猫たちのもとへいき、頭を撫でたり釣りあわない額をあわせながらやさしく毎日言い続ける。
♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥・*:.。 。.:*・゚
生まれてきてくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
いつもそばにいてくれてありがとう。
今日も元気に過ごしてくれてありがとう。
毎日毎日、ありがとう。
♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥・*:.。 。.:*・゚
あなたたちが、私と同じ時代にうまれて出会った奇跡。
まったく同じ人がいないように、まったく同じ猫には二度と会うことはできない。
だから、今一緒にいるこのときを大切にしたい。
記憶にも残らないような何でもない毎日をいつか思い出せるように。
四姉妹それぞれに思いのたけを伝えてすこし涙ぐみながらも満足して振り返ると
4つの冷たい目線が私に注がれていた…
眠れる猫を起こしてまで伝えることはしないでおこう。




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