サバシロのモモちゃん、7歳。
ぽっちゃり体型で甘えん坊。人見知りが激しいビビり猫。
黒猫のさっちゃん、同じく7歳ぐらい。
こちらもぽっちゃり体型でベッドの上では甘えん坊。
野良育ちで人が怖い超警戒猫。
どちらもおんなじようなからだで、ごはんの好みも似ている。
歳もおなじで、ビビりな性格も一緒。
そこで私はこの子たちを「ずんぐりむっくりーず」と名付けた。

いろんなところが似ているずんぐりむっくりーず、
でも仲良しなわけではない。
この家ではモモちゃんのほうが先輩だから、
風をびゅんびゅん吹かせて威張っている。
さっちゃんは、その風がいくら強くても、
たまに心当たりのないパンチが飛んできても、
決してやり返さない控えめで我慢強い子。

ずんぐりむっくりーずはけんかをするわけでもない。
あからさまに避けて暮らしているわけでもない。
そこには、絶妙な距離がある。
「きみたち、ぜったい気が合うと思うよ」
「もっと仲良くなれるはずだよ?」
お互い、似ていることをうっすら感じているのに、
なかなか認めようとしない。
そんなに意地張らなくてもいいのに。

ずんぐりむっくりーずは、基本ビビり。
圧倒的にさっちゃんが必要以上にビビるから、それにモモちゃんがビビって
余計さっちゃんに対して不信感が生まれちゃってるのかもしれない。
ビビりがビビりを招いて、警戒する負の連鎖。
見ているほうは、ちょっとおもしろい。
さっちゃんがモモちゃんの前を通るときは猛ダッシュ💨
普通に歩けば、モモちゃんだって普通にしてるはず。



なんだか変なビビりと警戒が定着しつつあるこのコンビ。
今日も一定の距離でずんぐりむっくりしている。
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