猫は毛玉を吐くもの?
先日、あるアニメーション映画を観ていたときのことです。
朝、猫が飼い主を起こそうとしているシーンがありました。寝ている飼い主の上に乗ったり、手で顔をつついてみたり、わざと耳元で鳴いてみたり…。(猫と暮らしている私にはまるで自分の家の朝の風景をみているよう笑)
それでも起きないので、布団の上に乗ったまま毛玉を吐こうとすると、飼い主が飛び起きるというものでした。
猫と暮らしている人にとって、なんの違和感もなく、すべてがあたりまえの光景。
思わず笑ってしまいました。
最後の毛玉を吐くところも、猫と暮らしている人にとっては『常識』として映っていたと思います。
確かに、猫は毛玉を吐くものといわれていて、私もそういうものだと思っていました。しかし、我が家の四姉妹はあまり毛玉を吐かない子たちなのです。吐いても、換毛期に1~2回ぐらい。
毛玉を吐かないに越したことはないのですが、『吐く』っていわれているのに、『吐かない』と逆に心配になってしまいますよね。
今回は、「うちの子、毛玉吐かないけど大丈夫なのかな?」と思っている人や、「うちは結構毛玉吐いてるけど、吐かない猫って毛玉どうなってるの?」と不思議に思っている人のために、猫の毛玉の謎を解いてスッキリしてもらえるような記事になっています。
【猫の小さな困りごと帖】は、ちょっと気になること、ちょっと聞いてみたいこと、そんな小さな困りごとの参考になればと書いています。猫との暮らしがより大切に楽しくなるように、そっと寄り添える場所になれたら嬉しいです。
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☆猫たちのプロフィール☆
うちの子は吐かないけど大丈夫?
猫は毛玉を吐くことがあたりまえのようにいわれていますが、毛玉を吐かない子もいます。毛玉を吐かない子は基本的にうんちと一緒に出ているため、問題ありません。
ごはんもしっかり食べて、いっぱい遊んで、気持ちよく寝て、毛玉を吐かないのであれば、チョー健康体です。そして、その健康体は飼い主さんのブラッシングなど日頃のケアの賜物なのです。

猫が吐いた毛玉を見たことがある人はわかるかもしれませんが、毛玉といえども玉のように丸いものではありません。直径1cmほどの細い毛の棒のようなかたちをしています。
そのかたちをみれば、猫の食道がどれだけ細いのかがわかるはずです。こんなに細いところに詰め込めば、そりゃぁ吐いてしまうよね、と。
それを吐かないで、うんちと一緒に排出できているなら…
ということになります。
一方、毛玉を吐かないことが心配な場合もあります。
もし、毛玉も吐かずに次のような症状がある場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
このような症状がある場合は、毛が胃腸に溜まって排出できない『毛球症』になっている可能性があります。
溜まった毛が原因で、食欲不振や嘔吐、便秘や腸閉塞などが起こり、重症の場合は手術が必要になることも。
春と秋に訪れる猫の換毛期のときは注意が必要です。特に長毛種や胃腸の働きが弱くなっているシニア猫などはしっかりブラッシングをして飲み込む毛の量を抑えるなどの対策が必要です。
ブラッシングが嫌いな猫も多く、意外と難しいのであまり行っていない人もいるでしょう。しかし、ブラッシングは大切なお世話のひとつなんですよ。
毛玉の行方を追え!カギは便の中に
毛玉も吐かず、元気に過ごしているけど、本当に大丈夫?
しっかり毛づくろいしているのに、一度も毛玉を吐いたところみたことがない。
絶対に飲み込んでいるはずの毛玉はいったいどこに消えているのでしょうか?どこかに溜まって詰まっていないか?正常なルートで排出されているか?
毛玉を吐かないのは、しっかり排出されている証拠を見つける必要があります。探偵になった気分で、かわいい猫たちのうんちを調べてみましょう。
調査①|うんちの中身を観察せよ
かわいい猫たちが一生懸命力んで排出したかわいいうんち、そのなかみを確認してみます。うんちを割ってみて繊維状のものや、毛が混じっていることが確認できれば、毛玉はしっかり排出できています。
毎日ではなくても、月に1度、換毛期は週に1度ぐらいの間隔でうんち探偵になって調査してみることをおすすめします。
調査方法は…
などなど、自分の好きな方法でうんちを割ってなかを確認してみてください。
調査②|うんちの質感を体感せよ
うんちを割って中を確認したら、うんちの硬さも確認しておきましょう。
猫の理想的なうんちの硬さは、ウインナーです。(お食事中の方、すみません💦)やわらかすぎても硬すぎてもいけません。適度な水分と弾力があれば、とってもいいうんちといえます。
下痢のような柔らかすぎるうんちは、毛玉の詰まりに関しては問題ないと思いますが、違う不調が隠れているかもしれません。下痢が続くようなら動物病院を受診しましょう。
逆にうんちが硬すぎるときは、毛が多く含まれている可能性があります。今は排出できていても、毛が多い状態が続くと詰まりやすく便秘になるかもしれません。
うんちの硬さを日々確認しながら、硬いなと思ったらブラッシングで飲み込む毛の量を少なくしたり、液体のおやつなどを使って水分を意識して取るようにしましょう。
調査③|うんちのリズムと回数を記録せよ
うんちの硬さまで確認がとれたら、毎日のうんちのリズムと回数を観察してみましょう。
1日1~2回、しっかりしたうんちが出ていれば大丈夫です。これが、1日置きになったり、数日出ていないなと感じるようなら、どこかで詰まっている可能性があります。
早く気づけるためにも、今日のうんちの記録をつけておくといいでしょう。
多頭飼いだと、どの子のうんちかわからなくなりそうですが、うんちにも特徴があります。その子のうんちの特徴も一緒に観察しながら覚えることも大切ですよ。
「うんちのリズムが悪いな」「今日はうんちしていないな」などの変化に気づいたら、様子をしっかり確認しておきましょう。
※食欲や元気がないときは、迷わず動物病院で診察を受けましょう。
日頃のケアで吐かない習慣を
我が家の四姉妹は、毛玉を吐くことは滅多にありませんでした。
特別な毛玉ケアをしていたわけではありませんが、日頃の何気ない習慣がうまく働いていたのかもしれません。
<頑張らない毎日の毛玉ケア>
寝る前の軽いブラッシングでリラックスし、よい睡眠ができているようにみえます。すこしずつでも余分な毛をとることができるので、飲み込む毛も自然に減っていたのだと思います。
なんとか水を飲ませようと、ウォーターファウンテンを買ったこともありましたが、結局置き水がいちばん効果がありました。しかも、猫用のボウルではなく、人間が使うグラスとかのほうがよく水を飲んでくれる印象です。味は変わらないんですけどね(笑)
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猫がリラックスして寝ているとき、撫でながらお腹のマッサージもしています。うんち出ろーとおまじないをかけながらやさしく円を描くようにしてあげると、腸の活動もよくなるのかもしれません。
それと、もうひとつは猫草です。四姉妹のうち、ヒメ子とモモ子は猫草が大好きです。猫草は毛玉を吐きやすくするためともいわれていますが、食物繊維が豊富なので、おなかの調子を整えて便秘の予防にもなるんです。
我が家は猫草のホルダーもオリジナルで制作し、飼い主も楽しんでいます。かわいいホルダーに入れれば、猫草さえも観葉植物のようなインテリアになりますよ。
猫のあたりまえは必ずしも正解ではない
猫が吐くのはあたりまえ。猫はまぐろが好き。猫は呼んでも来ない。世間一般的にいわれている、これぞ『猫』というものは、必ずしも正解ではないのです。そういう猫が多いよっていう話です。
我が家のヒメ子は魚が嫌いです。でも、呼んだらいつも返事しながら来てくれます。毛玉は吐きません。
それぞれ違っても、健康で元気に過ごしてくれているようなら、それがその子の正解なのです。
その子の快適なリズムを崩さないようにサポートすることが、飼い主の優しさだと思います。
さて、その快適な暮らしを与えたいがために、必死になって進めている猫のためのガーデン。次回はついに手つかずの土地に重機をいれて、伐採した様子をお伝えできるかと思います。
こんな土地買っちゃって、本当に大丈夫なの~?(笑)








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