猫の楽園 エッセイ|猫と枝もの

素敵な枝ものと猫
記事内に広告が含まれています。

猫たちのための楽園づくり———

今日も朝から楽園の予定地へ。チェーンソーを持って森の開拓。

笹とツルのおかげでなかなか進まない伐採作業。2、3時間でバテバテ。チェーンソーを握る腕にも力が入らず、歩けば小さな切り株や凸凹した地面にふらつきはじめる。

「よし、今日はもう終わり!」ケガだけはしたくないから、もう少しやれると思っても早めに切り上げるようにしている。安全第一。

伐採した木を一カ所にまとめて後片付けをしていると、素敵な枝を発見。

切るときには気がつかなかったけど、部屋に飾ればいいインテリアになる葉のフォルムと枝の曲線。

「これ持って帰ろう。猫たちも喜ぶかな。」

汗まみれで車に道具と枝を押し込み、猫が待つ家路へ。

車の中は、チェーンソーのオイルと屋外用の蚊取り線香、その中にふわっと緑のいい香りがした。

スポンサーリンク

森からの贈りもの、お部屋に小さな楽園を

基本的にズボラで、休みの日は家の中で猫たちとグダグダしていたいほう。

そんな私が、週末になると仕事よりも早く家を出て、せっせと森の開拓をするようになるなんて…。自分でも驚きだ。

道具を運び、ツルや藪をはらって木を切り倒す。倒した木はツルで絡まり、自然との綱引きをしながら森から切り離す。なかなかの重労働だ。

森の中から見上げても枝だらけで空が見えないほど木が生い茂っている。
楽園から見上げる空はどこも枝だらけ

「えー、なにこれ?どうなってんの?」「あー、つらい…。」「どうしよう、こっちが先かな?」「あれ?剪定バサミどこいった?」

終始ぶつぶつと独り言をいいながらの作業。開拓し始めてから約2か月。毎週のように伐採しているのに、痩せないのはなぜだろう…。

森から切り離された木は、まとめて置いておく。1週間後にくれば、あざやかな緑でぴちぴちしていた葉も、しわしわで量も減って解体しやすくなる。

疲れてきたのか、思ったことをミュージカル調に歌いながら木を集めていると、1本の細い木が目に留まった。

「これ、なんかいいね。飾ったらいい感じかも。」

枝肌は滑らかで美しく、細くスタイリッシュ。小ぶりな葉が優しい木陰をつくり、涼しい印象を与える。これがリビングにあったら、めちゃくちゃいいアクセント。

ある程度大きいままにして飾れば、家の中で森を感じられて、小さな楽園ができるかも🌿

持って帰る楽しみで、疲れた身体と心がちょっとだけ軽くなった。

クンクン、君はだあれ?猫も興味津々の森のお土産

帰宅してすぐ猫たちに森のお土産を見せようと家の中に持ち込むと、おかえりのあいさつもそっちのけで、みんな枝に一直線。

「ナニコレ?どうしたの?狩りに行ってたの?ママにゃん、この子どこから来たの?なんかいい匂いするね!」

と聞こえてきそうなぐらいの食いつきようで、角度を変えては目を輝かせながら一生懸命クンクンと香りを嗅ぎはじめた。

そうでしょ?やっぱりいいでしょ?猫たちの嬉しそうな様子をニヤニヤしながら、してやったりな気分。

持ってくるときはそれほど大きさを感じることもなく、葉もキレイに見えたのに、家の中にいれると結構な存在感。蜘蛛の巣に絡まった枯れ葉や虫に食われた葉も目立って見える。

少し剪定して形を整え、ごみを取ってすっきりさせると、花瓶にさしてテレビの横に飾った。

想像よりも素敵な、小さな森のよう。猫たちも気に入ったように枝の下でくつろぐ。

開拓のひとときに、緑を眺めながら

お家の中に枝ものがあると、すごくいい。

テレビを観ていても、緑が目に入ってなんとなく目線も枝ものに向く。そして癒される。

こんなに素敵な枝はいったい何の木なんだろうか?調べてみると、『アオダモ』だと判明。新築のお庭やシンボルツリーとしても人気の木だ。

そうか、アオダモだったのか。そんな人気の木が自生してるんだ?すごい。今度からはよく見てから木を切ることにしよう。

最近では枝もののサブスクまである人気ぶり。

その枝ものが、自分の土地のもので、自分で伐採してきたものだと、なんだか嬉しい。

これからは、いい木があればまた持ってこよう。

(参考:枝もののサブスク「SIKITO」

SiKiTO(シキト)公式オンラインストア
旬の枝ものをご自宅にお届けする「枝もの定期便」をはじめ、世界的デザイン賞受賞のEDA VASEなどプロダクトの数々。美しく、うつろう四季とともに暮らす。春夏秋冬の日々に、穏やかな喜びの積み重ねをSiKiTOはお届けします。
Pocket
LINEで送る

コメント