猫のためのキャティオ、どうやって作るの?
「猫は室内だけで大丈夫、屋外のキャティオやキャットランは必要ない」その考えを否定する訳ではありません。
でも、私はやっぱり猫たちにも外で過ごす楽しさや喜びを知ってもらいたい。
前回の記事では、完全室内飼いの安全を守りながら、猫本来の五感を満たしてあげるための『キャティオ(キャットラン)』の必要性についてお話ししました。
キャットランは決して「なくてはならない必須のもの」ではありません。けれど、愛猫の暮らしをより豊かに、そして彩りあるものにするためには、これ以上ない素敵なプレゼントになります。
「うちの子にも安全なお外の時間をプレゼントしてあげたい!」「作ってみたい!」 そう思ったときに、まず頭に浮かぶのはたくさんの疑問や不安ですよね。
「どんなものを作ればいいの?」 「大きさはどれくらいが必要?」 「素人の私にどうやって作ったらいい?」 「材料や費用はどれくらいかかるの……?」
ネットで検索しても海外の巨大な施工事例ばかりが出てきて、「やっぱり敷居が高いのかな」と諦めそうになってしまう方も多いかもしれません。
でも、安心してください。日本の住宅事情に合わせた材料を使えば、女性一人でも、低予算で安全・頑丈なキャットランは十分に作れます。
今回は、私が実際にDIYで手作りした「1畳サイズ」のキャティオの実例を大公開!設置場所の選び方から、かかったリアルな費用、そして私が骨組みに選んだ素材のメリット・デメリットまで、包み隠さずお届けします。
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☆我が家の猫たち☆
キャティオの設置場所を選ぶ3つのポイント
よーし、キャティオを作るぞ!となったら、どこに設置したらいいのでしょうか?キャティオの設置はどこでもいいと言うわけではありません。
私がキャティオを作る際に、大切にした「設置場所を選ぶ3つのポイント」があります。
猫たちを見守れる場所
いちばん大切なのは、リビングなど「普段私たちが長い時間を過ごす部屋」から、キャティオがいつでも視界に入る場所を選ぶことです。
家の裏手や死角になる場所に作ってしまうと、猫たちが何をして遊んでいるか見えません。万が一、体調に異変があったり、予期せぬトラブルが起きたりしたときにすぐ気づいてあげられないのは怖いですよね。
キッチンで立ち仕事をしていても、ソファでくつろいでいても、「あ、今楽しそうに風を感じてるな」といつでも目を配れる安心感は大切です。
日当たりと風通しのいい場所
せっかく猫たちにお外の世界をプレゼントするのに、一日中ジメジメして日の当たらない暗い場所では意味がありません。
猫は大好きな日向ぼっこをしながら、五感を使って外の刺激を楽しみます。ポカポカとした暖かな日差しが差し込み、心地よい風が通り抜ける場所を選んであげてください。
ただし、夏場の直射日光を遮るシェード(日よけ)などを後から付けられる工夫ができる場所かどうかも、合わせてチェックしておくと安心です。
木陰ができるように、近くに樹木があれば最高ですね。
人が一緒に出れる場所
猫だけが出入りできる小さな窓ではなく、人間が出入りするのにかがまずに(あるいは楽に)出入りできる大きな掃き出し窓や、勝手口などのドアがある場所とドッキングさせるのがおすすめです。
キャティオは作ったら終わりではなく、日々の掃除、季節ごとの修繕、そして中に置くキャットタワーやステップの出し入れが必ず発生します。
何より、洗濯物を干しながら猫と一緒に外の空気を吸ったり、中に椅子を置いて一緒に至福の時間を過ごしたりするためには、人間側の動線がスムーズであることがとても重要になります。
のこぎり・釘いらず!1畳キャティオの作り方
「DIYで作るのはいいけど、どのぐらいの大きさのものがいくらでできるの?」がいちばん気になるところだと思います。
数年前に実際に作ったキャティオは、のこぎりも釘もいりません。簡単なのに頑丈で快適なキャティオです。
DIY初心者でも、女性でも大丈夫。猫と一緒にくつろげる広さも十分な、1畳キャティオの実例を紹介します。
| 完成サイズ | 幅 1800mm × 奥行 900mm × 高さ 2400mm |
| 主材料 | イレクターパイプ、専用ジョイント、専用接着剤、周囲を囲うネット |
| 材料費総額 | 約 20,000円 (※パイプカッターなどの工具代は除く) |
材料費は全部で約20,000円。骨組みのパイプやジョイントは、お近くのホームセンターで実物を見ながら揃えるのがおすすめです。
ただ、外周をぐるっと囲むネット(網)は、サイズが大きくて持ち帰るのが大変なので、ネット通販での購入が楽ちんです!
材料は軽くて頑丈なイレクターパイプ
キャティオの骨組みに使用したのは、YAZAKIのイレクターパイプ。はじめて聞く人もいるかもしれませんが、パーツの種類が豊富でどんなデザインも自由自在、そして手軽に作れるのが魅力のアイテムです。
そんなイレクターパイプのメリット・デメリットを紹介しておきます。
<メリット>
- のこぎりや釘を使わない
- 軽くて丈夫で錆びにくい
- ジョイントやパイプなどパーツの種類が豊富
- 見栄えがいい
- お手頃価格
スチールパイプをビニールでコーティングしているイレクターパイプは、ほかの素材と違って錆びにくく、強度も強い丈夫な素材です。
スチールなのにパイプはビックリするほど軽く、女性でも手軽に扱うことができ、そして、なにより見栄えがいい。塩ビ管や単管パイプとは違うスタイリッシュな造作を可能にします。
パーツの種類も豊富で、アイデアをカタチにしやすいので作る楽しさを味わうことができます。
軽くて丈夫で錆びにくく、見栄えもするものが安いとなれば、イレクターパイプ、優勝です笑
しかし、そんな優秀な素材でもやっぱりデメリットはあります。
<デメリット>
- パイプ切断に力がいる
- 専用接着剤は一発勝負でやり直し不可
パイプの長さの種類も豊富ですが、規定通りにはいかない部分も出てきます。専用のパイプカッターで切断は可能ですが、けっこう力が必要です。
専用パイプカッターが意外といいお値段がするので、はじめはケチって安い汎用品のパイプカッターを買いました。しかし、これが切断できず…。
結局は専用のパイプカッターを購入しました。(最初から専用を買えばよかった…)
イレクターパイプとジョイントの結合はこれも専用の接着剤(サンアロー接着剤)を使用します。パイプとジョイントのプラスチックを溶かして結合させる仕組みです。
なので、失敗してもスポッと簡単に取ることができません。接着する前に仮で組み立ててサイズを確認し、OKとなったら接着剤を使用して固めます。
取り外しが可能なメタルのジョイントもありますが、プラスチックのジョイントより重く、価格も高めになります。
簡単3ステップ!キャティオの組み立てと安全な設置方法
設置場所にあわせて高さを決めたら、キャティオを組み立てていきます。作業は簡単3ステップ!
<キャティオ組み立て手順>
- イレクターパイプをジョイントで繋げて、サッカーゴールのような形をつくる
- 専用接着剤で結合し、乾くまで待つ
- 金網またはネットで天井部分と側面を覆い、結束バンドで固定する
窓枠を囲うようにサッカーゴールのような形を作り、地面になる部分以外は金網やネットで覆い、結束バンドで固定します。
これぐらいだったら私にもできそう!ってぐらい簡単ですよね。
<キャティオの設置>
組み立てが完成したら壁にぴったり隙間ができないように設置します。
ここで大切なのが、家の壁にしっかり固定すること。組み立てると結構な重さになるので、置いておくだけでも大丈夫かな?と思いますが、その感覚が危険です。
家に穴を開けたくないなぁと思うかもしれませんが、猫の安全、脱走防止のためにはビスでしっかり固定することをおすすめします。
こちらが実際のキャティオです🐈
猫と一緒にくつろげる、もうひとつのお部屋ができました🙌
猫たちも外の新鮮な感覚を楽しんでいます。




高さもあるので、キャティオの中にミニミニキャットウォークも作ってみました。登りやすいはしご付きです🪜


キャティオを作ってから、猫と一緒に外を楽しむ機会が増えました。暮らしに新しい癒しの時間ができて、猫たちの気分転換にもなりますよ。
広がるワクワク、海外のキャティオ
簡単に作れるものもいいけど、せっかくのキャティオならもっと凝ったものに挑戦してみたい!
そう思った強者さんには、海外の素敵なアイデアを紹介します。
ぜひ参考にして挑戦してみてください!






もっと見てみたい!という人は、Pinterestで「キャティオ」と検索!
もしくは、「猫の屋外ケージ」のボードも覗いてみてください👀
世界にひとつだけのキャティオを
今回は、のこぎりも釘も使わない、猫のためのキャティオDIYを紹介しました。1畳でも猫たちと一緒にくつろげる広さのキャティオが20,000円で作れちゃいます。
猫たちもキャティオが気に入った様子で、天気のいい日はずっと外で過ごしています。日差しが強い日は、パラソル代わりの傘を差してあげると、女優の待ち時間のような雰囲気も笑

暑くても、楽しい夏の思い出になっています⛱️
1畳キャティオの成功で、さらに広い場所で駆け回れるようにしてあげたい!と欲が出た私は……なんと家の半周を覆う贅沢なキャットランをプロに施工依頼!
小さなキャティオから大きなキャットランへ。次回、その全貌と費用を大公開します。





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